3代目店長の薫平です 今回はワックスの種類・特徴・選び方についてのお話です!!
今回は前回の続きで、整髪料のワックスについての情報をまとめていきたいと思います。ワックスはメーカーのシリーズ毎にたくさんの種類があり、その性質も使い方もさまざまです。
この記事では、ワックスの種類・特徴・選び方について書いていこうと思います。
『ワックスは種類が多くて分かりずらい』とお考えの方は参考にしてみてください。
ワックスにはシリーズ毎にいろいろなネーミングをしていて混乱しますが、ここではまず、おおまかに分類します。
それぞれのワックスの特徴について詳しくまとめていきます。
・キープ ○ ・ノビ ◎
・ツヤ ◎ ・軽さ ×
大きな特徴は名前の通り繊維が含まれていて、伸ばすと糸をひきます。
比較的に柔らかくて伸びが良く、ほどよいツヤがあるので、毛束を作ったり毛先を動かすスタイルに向いています。
つけ方は少量を少しずつが基本です
少量(小指の爪くらい)を手に取り、手のひらに馴染ませてから髪にもみこんでいきます、
あまり多くの量を付け過ぎてしまうと油分が多いので重たく、ベタッとした仕上がりになってしまいキープ力が落ちます。
髪質の硬い人・コシの強い髪の人におすすめです。
・キープ ◎ ・ノビ ×
・ツヤ × ・軽さ ◎
最大の特徴はツヤのない質感と軽さで、油分が少ないのでふんわりと自然なスタイルが作れます。
ツヤがないので何もつけていないような感じにセットでき、軽いので軟毛やネコ毛の方もふんわりしたスタイリングができます。
ノビが悪いので髪に少量ずつ付けないと固まりができてしまうので注意が必要です。
髪質の柔らかい人・薄毛の方におすすめです。
・キープ ○ ・ノビ ○
・ツヤ ○ ・軽さ ○
全体のバランスが良くオールラウンドに使えます。
ノビやツヤではファイバー、軽さではマットワックスに劣りますが重たくなく、ほどよいツヤがあるので、どんな髪型にも対応します。
自分自身も扱いやすいのでクリームタイプのワックスを愛用しています。
ワックスには質感の他にハードやソフトなどのセット力の違いもあり、質感との組み合わせで各メーカーが差別化を図っています。(クリーム系ソフト・マット系ハードなど)
手に伸ばした時に固くなる(ベタ付く)のが特徴で、その分高いセット力があります。
主にショートやベリーショートのスタイルにつかいます。
柔らかい質感は作りにくいですが、立ち上げる・ツンツンさせるような時に最適です。
ハードを使う場合も少量でないと重さで髪がへたり、キープ力が落ちます。
柔らかく馴染みがいいので使いやすいですが、立ち上げる力やキープ力は弱いです。
髪全体に馴染ませてナチュラルな流れを作るのに向いています。ショート~ミディアムまでの方におすすめで、クシュッと無造作な感じも表現しやすいです。ふわっとした空気感を表現しやすく、柔らかい髪とも相性がいいです。
1 毛量が多くても最初からワックスをたくさん付けないように、手のひらに小指の爪サイズくらいをとり、少しずつ伸ばしていきます。
2 最初から綺麗に作ろうとせずに髪全体に均等につけるのがスタイリングのコツです。
3 最初は髪の中間~毛先を意識して、手のひらと指先のワックスを付けます。この時は手で髪を払うようにバサバサと付けます。
4 ワックスが足りなければまた少量ずつ足していきます。
5 前髪は付け過ぎるとベトッとしてしまうので、全体に付けた後に手のひらに残ったワックスをつけましょう。
6 全体に均等にワックスが付くと自然な束が出来ますので、指先で束をつまんで形を整えます。
7 最後に手のワックスを洗い流してから微調整をしてスタイリング終了です。
使うワックスによってスタイリングのしやすさが大分変ってきますので、自分の目指すスタイルの質感、髪質、長さなどに合わせたでワックスを選択することがスタイリングの一歩です。普段と気分を変えたい時などはつけるワックスを変えるだけでもスタイルの守備範囲が広がるかもしれません。